2007.08
Monday
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2006.06
Sunday
00:04
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無名アーティストのゆくえ

『ダビンチコード』の大ヒット、絵画盗作事件の報道・・

このところ、アートがらみの話題で盛り上がった。


普段、アートに関心のない人達は、こういったところから、アートに関
心、興味を抱き、または、失望、落胆したりするのだろうか?

“ダビンチ”や“ルーブル”に押しかけても、それらを導火線に、リア
ルタイムに制作して、発表している“現代美術”作家や作品には、なか
なか点火してはいかない。

ブランドものには飛びついても、無名アートの“マイ・ブーム”の た
のしみ にまでは至らない。 つまり、無名アーティストが、苦労して
都心のギャラリーで個展を開いたとしても、知人以外が、刺激や好奇心
を持って訪れることはとても稀なのだ。


一方で、電子メディアの発達、普及で、個人が気軽に“表現”できるツ
ールが増えた。デジカメやブログで、写真や文章を日常的に表現してい
る人口は、かなり増加したのではないだろうか?

作家や写真家、画家などの専売特許であった“表現”が、自宅で洗濯を
終えた主婦が、お昼前に・・ また、仕事を終えたサラリーマンが帰宅
後、深夜に・・ ひそやかに行われている。

マスコミで話題になるのは別として、日々、自分なりに表現を繰り返し
ている人たちを納得させて、興味を抱かせ、おもしろがらせなければ、
専門家としてのアーティストとしては、認識されない。

ただでさえ、社会的認識の低いアーティストにとって、クリアすべき
バーの高さが、どんどん上がっているのではないか?


・・であるとしたら、もう、“表現”を特別の行為として発表するので
はなく、いかに、日常に刷り込ませて、無意識のうちに享受してもらう
かを追求したほうが、より多くの共感を得、支持してもらえるのではな
いだろうか?


雨が続く梅雨空を眺めながら、「外出がますますおっくうになるなあ」
と 思いながら、つらつらと考えてみたのでした(マル)

→ ついでですが 日常的に連載してマス・・ プン太の『寝日記』!

2006.04
Tuesday
09:18
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inner road shot movie 展 本日から開催!


おまたせしました!


  ウェブサイト日記 → リアルギャラリー展示

         (mixi経由 → Gallery銀座芸術研究所)

 新世代を予感させる、デイリートリップ!

  momo exhibition
  takita's eye
  inner road shot movie 


お見逃しなく・・ お待ちしてます!


2006.04
Saturday
23:24
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鷹野隆大 『イン・マイ・ルーム』

表参道NADiffで、鷹野隆大 「イン・マイ・ルーム」を観た。

実は、これを目的で、街に出掛けたのではなく、渋谷のトーキョーワン
ダーサイトで、開催中のヘレン・ファン・ミーネの写真展を観にいった
のだが、これが、ハズレだった。街で見かけた女の子をナチュラルに撮
っているのだが、作者の意図なり、やりたいことなりがなかなか見えて
こない。

せっかく繰り出して来て、このまま帰るのは、納まりがつかないと考え、
地下鉄で一駅の表参道へ・・。

まず、地下のナディッフのエントランスに掲げられた美女の大きな写真
が目に入った。かつてのロックグループ、ロキシーミュージックのレコ
ードジャケットで、性転換したと思われる男性(見た目は、骨っぽい女
性)の写真があるが、雰囲気が似ている。こちらは、下半身に、女性に
はない器官が、ぼやけて写っている。両性具有的なイメージ。目が惹き
つけられる。店内には、囲われたギャラリースペースがあるが、こちら
には、男性である作家の大きな全身写真と女装したものが対比的に展示
されている。

でも、一番気に入ったのは、壁に、上下に対比的に映し出されたビデオ
作品。複数の服を脱ぐ男女と、とまどう男の映像が同時に進行する。密
室空間での1対1の躊躇、羞恥心、滑稽さをシュミレートしたと思われ
る作品だ。

誰もが体験する視界を映像化しながら、ヘレン・ファン・ミーネの写真
は、イマイチ訴えてこないが、こちらは、なぜか、ゾクッとした感覚を
覚えた。

ただし、それは、センセーショナルなものではなく、気がつかないうち
にモノが置換してしまい、言われないと気がつかないような、いつの間
にか麻痺が浸透してしまったような感覚とでも言えようか・・。

鷹野隆大クン(「さん」でもいっこうに構わないのだけれども)、今後
も期待してますよ!

2006.03
Wednesday
17:06
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*企画展情報 inner road shot movie - by momo

4月にキュレーションする展覧会のコンセプトがまとまりました。
このブログが、最初の発表となります。よろしくお願いします。

おもしろくしますね! ***


inner road shot movie - by momo




会期:'06 4/18(火)- 4/29(土)
   15:00 - 20:00 金、土は、13:00−20:00
最終日は、13:00−17:00 会期中無休
●レセプションパーティ 4/23 (日)17:00−19:00

会場:Gallery銀座芸術研究所
   東京都中央区銀座7−3−6洋菓子のウェスト2階
   http://www.digiart.tv


自らの内面を巡る旅

今や、200万人以上ともいわれている最大規模のソーシャル・
コミュニティサイト上をうろうろしていると、妙なリアルさと、
スピード感がある写真が目に付いた。手に取れるようなみずみ
ずしさを“シズル感”というが、それに近い感覚を覚えた。

momo の写真作品との出会いだった。


居ながらにして、旅に出ているような臨場感。
景色が目まぐるしく変わるロードムービーでは、そんな爽快感
を味わえる。

荒野を放浪する旅人のように、momoは、日常を舞台に、自らの
内面を巡る旅に出る。多くの人々にとって、もはや体の付属品
に成り果てた携帯電話に内臓されたカメラで、感情のひだの断
片を提示する。心の叫びである詩が、コラボレートされ、その
世界の輪郭が立ち現れる。

過去から現在まで、日記をしたためているような写真作品を
クリックしていると、ネット空間からジャンプして、街中に移
し代えて展示してみたい気持ちに駆られた。

ネット上では、すべての作品を一同に見ることは出来ないが、
ギャラリー空間では可能だ。展示では、撮影された部屋にあっ
た、インテリアを一部、そのままギャラリー空間に移し変え、
撮影現場で作品鑑賞をしているような、再現された現実空間を
作りたいと思った。

鑑賞者は、彼女のインナー空間(部屋)で、さらに、彼女の
インナートリップを体験するといった趣向だ。

そして、

“inner road shot movie” というタイトルが浮かんだ。


Takita







2006.02
Tuesday
04:21
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→ひさびさにキュレーションやります

以前、銀座でギャラリーをやっていたが、今は、
アーティスト数人が、共同オーナー形式で運営している。

企画の一環として、キュレーションをやらないか?という
話が先週来た。自分でやっていた頃は、毎週の企画と枠を
埋める作業が、たのしみでもあり、悩みでもあった。

ギャラリーを辞めてから、すっかり、生の作品を観る機会
が減ったが、ネットでの偶然の出会いが時々ある。

既にネットは、作家の作品展示の場所として、無くてはな
らないものとなっている。実際の空間での展示の記録や作
品集としての活用が普通だが、日記形式で、小気味良くア
ップし続けている作家もチラホラと見かける。

今回は、そんな作家の1人をピックアップして、ネット空間
を抜け出し、生のインスタレーションに挑戦してもらうかと
企んでいる。

久々の古巣の空間でのキュレーション・・

おもしろくなって来た。



2006.01
Monday
21:51
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『杉本博司』−時間の終わり−

昨日書いたように、森美術館に駆け込む。

幾何形体を写した作品のエリアを通り、自然史博物館の原始人の
ジオラマをあたかも、実写のように撮った写真群を眺める。
ここまでで、かなりのコンセプチャルな写真家の印象を確認。

そして、次の部屋・・

かなり、照明を落とし、壁にかかっている作品だけ、ほんのりと
明るくなっている。すべての作品が、水平線が天地のちょうどセンターに
位置する世界各地の海の写真。まるで、質の高い、ミニマルな抽象絵画。
千葉の川村記念美術館にロスコルームがあるが、それに匹敵する空間の
充実度。特に、入り口の最初の2点、「カリブ海 ジャマイカ」’80
と「ケルト海 ボスキャッスル」’94 が、目を引いた。

そして、微かに聞こえる高音の音。

説明を見ると、池田亮司に依頼し、作曲したものらしい。
水平線を認識するために描く細いラインのように、微妙に耳に響く。

ただ、わざわざ、このために作ったであろう能舞台が、寄りかかりかけて、係員に注意されたからではないが・・、必要であったかどうか疑問が残る。


映画上映中、絞りを開き放しにして撮った、劇場シリーズも良かった。
さまざまな建築様式の劇場のスクリーンだけが、すべて、白く抜き取られて
いる。時間を印画紙に定着させると、こうなるということらしい。


各コーナーに分かれているテーマは、自問自答から始まるものによるとの
ことだが、展覧会のタイトルが表しているように、共通しているのは、
“時間”とは、何なのか? という疑問だろうか・・。

久々に、濃い内容の展覧会を見た気持ちになった。
展望台からの夜景もすばらしかったし、今日は、満足!!


2005.12
Sunday
00:28
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“東京ミレナリオ”

昨日のクリスマスイブから、元日まで、東京丸の内の
恒例行事となった、“東京ミレナリオ”が開催される。
街路を大掛かりな電飾で埋め尽くす年末の行事だ。

ヨーロッパの宮殿風のデザイン、イタリアのアートディレクター
が担当しているらしい・・。

『東京の新しいい祝祭』と銘打っている。

綺麗だし、文句は言いたくないのだが、敢えて言うと、
なんで、東京にわざわざ、イタリアのアーティストを呼ぶのか・・?

せっかく、大金と手間をかけるのであれば、日本のアーティストを
採用すべきではないのか?クリスマス時期だから、西欧の人の方が
“アチラ文化”に弱い日本人には、受けがいいと計算したのだろうか?

ここから、国際的に通用する日本のアーティストをデビューさせる
位の気概のあるイベントには出来ないのか?

野球でもサッカーでも、実力のある選手は、どんどん海外で活躍している。

アートでは、そのきっかけとなるイベントやコンペがほとんどない。

イタリアのトラディショナルなデザインを採用する位なら、
全国コンペで優秀者にデザインを任せたほうが、話題性、集客も
増すように思う。ここから、国際的なアートのスターを生み出すのだ!

イタリアは、『デザイン』を国の輸出品と捕らえ、戦略的に展開している。

日本は、それに見習って、自国の文化を発信する戦略、デザインを
持つべきではないのか?

今日は、ちょっと、熱くなりましたね。
寒い日が続いているのでちょうどいいかもしれないですね!?
ご意見、お待ちしていマス。

2005.12
Thursday
05:53
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artputの実験

3年半、ギャラリーを運営して来た。

アーティストのプロデュースという観点からわかったことは、
非常に非効率、無駄が多いのではないかということだ。

商業ギャラリーがペイするには、既にある程度、評価の定まった
作家を扱うか、ギャラリー自体のブランドを確立して、頻繁に
購入してくれるコレクターを獲得するかしかないだろう。

有望な無名のアーティストを見つけ出し、展示し、自分では、どうして
みんな、このすばらしい感覚を理解、評価してくれないんだろうか?
と訝ってみても、改善の突破口を見つけるのは至難の業だ。

では、無名のアーティストをメジャーにするにはどうしたら良いか?
まず、その作家のスタイルや名前を覚えてもらう必要がある。

これは、高い家賃を毎月払いながら、小さなスペースを維持し、
ごく限られた人に見てもらうだけでは、問題にならない。

いろんな手段を使って、そのアーティストの感覚をより多くの
人たちに見てもらう必要がある。その認知が高まってから
ギャラリーなどで展示すれば、売れる確立は高まる。

そのあたりのノウハウをこのartputで実験してみるというわけだ。

2005.12
Sunday
00:19
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横浜トリエンナーレ

最終日2日前になりようやく横トリに行って来た。

それにしても、ココは一応、アートサイトなのにようやくアートの話題・・
もう少し、まじめにやらんかい! ってなところですね。

・・で、どうだったかというと

エントランスは、屋根代わりに、お馴染み、ダニエル・ビュランの
ストライプ柄の三角形の旗が、これでもかという具合に、長〜い距離を
冷たい浜風に反応して、バシバシ音を立てておりました。寒空の中、
ちょっとつらそうでしたね。そう、ポスターになってるアレです。

浜辺ということもあり、あじの開きの乾燥干しのイメージもしたんだなァ・・これが。

ポスターの広告効果から行くと、1番、“力”(リキ)が入っていた
奈良美智+grafか、行列が出来ていた、ドイツの作家の、でっかい照明器具を組み合わせて作ったような2人乗りブランコあたりをビジュアルに持ってきたほうが、「アートサーカス」というテーマからしても良かったのではないかと思う。観客動員ももっと行ったのでは・・

全体としては、第1回目の西欧の作家を中心とした行儀正しい展示に比べ、
今回は、アジアの混沌、カオスをおもちゃ箱的にぶちまけた印象・・
総合ディレクター、川俣氏の面目躍如といったところでしょうか。

この手の展覧会にありがちな、硬く、ひたすら歩かなければならない空間と違い、あちらこちらにリラックスできる椅子やソファが配置されていて、
まったり、ゆっくりくつろげるものとなっていたのも好感が持てましたね。

アジアのどっかの国のキッチュな下町商店街に迷い込んだ感じでしょうか。

このブログの前身『午睡の後で・・』でも書いた記憶があるが、
アート展の最大のライバルは、ディズニーランドではないかと思う。

観客をいかにたのしませるか? 関心させるか?

この点から行って、今回の横トリは、個々の作品のレベルは、マチマチ
だが、全体としては、及第点が付けられるのではないかと思う。

行列待ちで入れなかった展示が2つあったのがちょっと、心残りでは
ありましたが、地下鉄の元町中華街駅で、招待券を千円で譲ってもらった
のがラッキーでありました。(マル)